pfSense is a customized distribution of FreeBSD tailored for use as a firewall and router.

Netgateは10月12日(米国時間)、「pfSense 2.4.0-RELEASE Now Available!」において、ファイアウォール/ルーティングソリューション「pfSense」の最新版となる「pfSense 2.4.0-RELEASE」の公開を伝えた。インストールイメージはダウンロードページから取得可能。USBメモリスティックイメージやISOイメージ、Netgate ADIインストーラなどを入手できる。

pfSense 2.4.0における注目の変更点は次のとおり。

  • ベースシステムをFreeBSD 11.1-RELEASEへアップグレード(セキュリティ強化、ドライバのアップデート、802.11ワイヤレススタックのアップデート、IPsecカーネル実装のアップデート、Microsoft Hyper-V 第2世代仮想マシン対応、Elastic Networking Adapterサポートほか)
  • bsdinstallベースの新しいインストーラの導入(ZFS、UEFI、複数パーティションレイアウト対応ほか)
  • SG-1000といったNetgate ARMデバイスに対応
  • OpenVPN 2.4系対応(AES-GCM暗号機能、速度高速化、NCP、TLS暗号、デュアルスタック、マルチホーム対応ほか)
  • GUIを13の言語へ翻訳
  • WebGUIの改善(新しいログインページ、GET/POST CSRFハンドリングの改善、ダッシュボードの改善、AJAXハンドリングの改善ほか)
  • 証明書管理の改善
  • ipfwの複数インスタンスを使わなくてもキャプティブポータルが動作するように変更

pfSense 2.4.0では32ビット版のサポートとNanoBSDのサポートが廃止されている。32ビット環境でpfSenseを使い続けたい場合は2.3系をそのまま使い続けるようにと説明がある。2.3系はセキュリティサポートが継続されるため32ビット向けのプラットフォームとして利用できる。また、ZFSを使いたい場合はpfSenseのアップグレードではなく再インストールを実施する必要があるとされている。