JCBプレモカード(For Tourists)券面デザイン

ジェーシービー(以下JCB)は、訪日外国人旅行者向けに同社のプラスチック型プリペイドカード「JCBプレモカード」に特典を付けた「JCBプレモカード(For Tourists)」を配布し、アプリと連動したおもてなし実証実験を長崎にて1日より開始している。

実証実験は経済産業省公募のIoTを活用した新ビジネス創出推進事業への参画に基づいて行われるもので、訪日外国人旅行者の国内移動情報と決済情報を解析し、地域活性化に資するマーケティング活用を目的とするもので、NTT西日本長崎支店を代表幹事とする「NAGASAKI PROJECT実行委員会」の委託を受け10月1日より長崎で開始している。

訪日外国人旅行者向け観光アプリ「Japan Travel Guid」公式ページ

実証実験は、チャージJCBのプリペイドカード「JCBプレモカード」1,000円のバリューを付けた「JCBプレモカード(For Tourists)」(ローソン店頭での日本円チャージが可能)をプレゼント。エヌ・ティ・ティ・アドが運営する訪日外国人旅行者向け観光アプリ「Japan Travel Guid」(6言語対応 日本語/英語/中国語繁体字/簡体字 /韓国語/ タイ語)とのIDを連携しデータ分析を行うことで、その有効性を調べる。ID連携登録目標は3,000。

実証実験概要(同社資料より)

おもてなしプラットフォーム(公式ページ)

利用者が入力した国籍や年齢、性別などの情報とスマートフォンのログ情報や位置情報、決済情報を分析することで旅行者のニーズにあった情報や優待店、観光情報のプッシュ配信と情報の最適化を図る。優待店の獲得は十八銀行グループと共同で実施、経済産業省が推進するおもてなしプラットフォームmiQipを使った他実証地域との連携を図ることで地方創生や地域活性化への貢献を目指す。

実験期間は10月1日から2018年3月4日までを予定しており、長崎国際観光コンベンション協会(長崎出島ワーフ2階)、NTT出島ビル1階に特設デスクで配布、JTB九州ツーリストインフォメーションセンター福岡でも配布を行う。