後藤家のちちとははの子育て日記「ときのすけが生まれた日」父編

昨年の七夕の夜、妻に陣痛が来た。

すでに出産予定日間近で、いつ陣痛が来てもおかしくないと構えてたけど、いざ来たらちゃんと対応できるだろうか?破水したらどうしたらいいんだろうか?と、こっそり不安に思っていた。

でも結果的に、妻の陣痛は割とゆったり進んでいたようで、妻も僕もパニックにはならず落ち着いて病院へ電話し「このままお産になるかもしれないから、入院準備をしてきて下さい」との言葉を受け、あらかじめ準備してあった入院セットを持って車に乗りこんだ。

不安に思っていたのとは裏腹に「長い夜になるかもしれないから、コンビニでおにぎり買っていこう」とのんきな事を言う僕と、「じゃあ私はおかかで」と冷静におにぎりを選ぶ妻であった。そのくらいまだ余裕がある感じで、正直、想像していた陣痛の感じではなかった(想像してたのは、おなか痛い〜!もう出てきそう〜!病院まで持たない〜!みたいな感じ)。これに関してはその時々で異なるものだろうし、多少なりとも妻はしんどかったのだろうけど、今回は穏やかに進んでいってホッとした。

病院へ着いて先生に診てもらうと、やはり陣痛が来ていたようだ。そのまま入院となり陣痛室へ入った。深夜1時半くらいだったろうか。まだまだ産まれそうにないということで、一緒に来ていた僕の両親は一旦帰ってもらい、妻の両親にも「まだ長そうだから朝になってからきて下さい」と電話で伝えた。