『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続く完結編となる北野武監督の映画『アウトレイジ 最終章』が、シリーズ最大のヒットを予感させる好スタートを切った。

映画『アウトレイジ 最終章』に出演した大森南朋(左)とビートたけし

同作は7日から全国287館で公開され、初日と2日目で25万人を動員。興行収入は3.5億円を記録し、同日公開の他作品を抑えて週末興行成績の1位に躍り出た。北野監督作としては、『ビヨンド』以来2回目の1位スタートだ。

また、平日やレディースデーも引き続き好調で、公開から11日までの成績は46.5万人を動員し、興行収入は6.4億円に。1作目を超えるヒット作となった『ビヨンド』(最終興収14.5億円)の122%という高水準が続いている。

配給元のワーナー・ブラザース映画は「夕方から夜の伸びが非常に良く、20代以上の男女の来場が目立っている。エンターテイメント作としての高い認知と『最終章』への期待から、全国で幅広い観客層にご鑑賞頂いている」と分析。

一方の北野監督は「そりゃ"最終章"は観るだろう!」、森昌行プロデューサーは「アウトレイジ ビヨンド』を"ビヨンドする"(超える)ことが大きな目標でしたが、何とか出来そうな勢いは感じています」とコメント。手応えを感じつつ、さらなるヒットに期待を寄せている。

(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会