JR東日本、内房線にて列車位置情報を活用した変電設備スリム化など実証試験

JR東日本は今月下旬から、「変電設備のスリム化」と「列車位置情報を用いた効率的な蓄電池の充放電制御」に関する実証試験を開始する。内房線大貫変電所における試験装置の設置工事が今年7月に完了したことを受け、内房線君津~上総湊間と大貫変電所にて実証試験を実施。実験期間は2018年6月まで(予定)とされている。

回生電力貯蔵装置(画像左)と変電設備スリム化(同右)のイメージ(2枚ともJR東日本提供)

「変電設備のスリム化」に関する実証試験では、電車のブレーキ時に発生する電気エネルギーを蓄える「回生電力貯蔵装置」が変電所の代わりになるか検証する。回生電力貯蔵装置を変電所の既存の機器と置き換えても電車が必要とする電力が供給できるか調べる。

「列車位置情報を用いた効率的な蓄電池の充放電制御」に関する実証実験は、回生電力貯蔵装置が充放電するタイミングをGPSによる列車位置情報と合わせるために行う。JR東日本がすでに導入している回生電力貯蔵装置は架線電圧の値によって充放電を制御して電車に電力を供給しているが、実際は電車が電力の供給を必要 としない場合でも充放電が行われてしまう。このため、不必要な充放電を見越した上で蓄電池容量を決める必要があった。もし、GPSによる列車位置情報を用いて適正な位置に列車が在線しているときのみ充放電する制御が実現できれば、蓄電池の小型化や長寿命化が期待できるという。

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