ダッソー・システムズ(以下、ダッソー)は、ムンバイで開催された「3DEXPERIENCE Forum 2017」において、ボルボ・グループとアイシャー・モーターズの合弁会社であるインドのVE コマーシャル・ビークルズ(以下、VECV)が、ダッソーが提供する3DEXPERIENCEプラットフォームを採用したことを発表した。

VECVは、地域ごとの要件に応じた製品開発に向けて「モジュラー、グローカル&セキュア」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを展開している。同社はこのイニシアチブの下、品質向上、製品開発プロセスの効率化、組織全体からの事業価値創出を目標に、開発と製造のバリューチェーンにかかわるプロセス、データ、システムの統合を進めている。

今回、3DEXPERIENCEプラットフォームの採用により、これを基盤とした「モジュラー、グローカル&セキュア」インダストリー・ソリューション・エクスペリエンスを活用することで、デジタル情報が単一のコラボレーション環境内に集約され、VECVの製品計画、ポートフォリオ管理、製品開発、車両統合、製造計画、さらにはパートナーからのアクセスが可能になる。

また、グローバルな製品設計や全バリアントを網羅した部品表についても、バリアントやコンフィギュレーションを迅速かつ柔軟に管理できるため、多岐にわたる製品ポートフォリオの複雑性に対応しやすくなる。これにより、VECVは顧客の高まる期待に性能や品質で応えつつ、コストやサイクルタイムの最適化を図ることができるとしている。