米Oculus VRは10月11日 (現地時間)、開発者カンファレンス「Oculus Connect 4」において、ビジネス向けのOculus Riftバンドル「Oculus for Business」を発表した。

各バンドルは、VR(仮想現実)ヘッドセット「Rift」、専用コントローラ「Oculus Touch」、センサー「Oculusセンサー 」×3台、顔パッド「Oculus Rift Fit」×3つを含む。また専用のカスタマーサポート、ビジネスのVR導入をサポートするライセンスと保証を用意した。

トレーニングや教育、マーケティング、製品開発、データ視覚化など、「ビジネス環境におけるVRの導入は始まったばかりで、可能性は無限大である」としている。初期パートナーであるAudiはディーラー数百店にRiftを設置し、顧客がカスタマイズした車をその場で確かめられるようにした。DHLは、重い積み荷を安全かつ効率的に積み降ろしするためのトレーニングにRiftを採用している。Ciscoは「Cisco Spark」アプリをVR環境に対応させた。チームメンバーがVR環境において、ドキュメントを共有し、3Dファイルでインタラクトしたり、または現実のSpark Boardと同期する仮想ボードに書き込みながらコラボレーションを進められる。