女優の葵わかなが主演を務めるNHK連続テレビ小説『わろてんか』(毎週月~土曜8:00~)の第9回が11日に放送され、俳優の高橋一生が演じる青年実業家の伊能栞が初登場。きょう12日放送の第10回では、伊能の事務所でのやりとりが展開される。

高橋一生が演じる伊能栞(第10回の場面写真)

連続テレビ小説第97作目となる同ドラマは、吉本興業の創業者・吉本せいをモデルにした物語。明治から昭和初期の活気あふれる商都・大阪を舞台に、笑いが大好きな主人公・藤岡てん(葵)が、旅芸人の北村藤吉(松坂桃李)と夫婦となり、小さな寄席を経営して大阪のみならず日本中の人々を笑わせようと奮闘する姿を描く。

9日より第2週「父の笑い」を放送中。倉庫の火事で外国から仕入れた薬が焼失し、藤岡屋は経営の危機に陥り、倒産を避けようと父・儀兵衛(遠藤憲一)は、てんと伊能製薬の次男・伊能栞(高橋)との縁談を一気に進めようとする。

11日放送の第9回では、てんは藤吉に会って自分の気持ちに整理をつけようと大阪へ向かうが、藤吉を見つけられず途方に暮れてしまう。そんなてんを怪しい男たちが路地に誘い込み、てんは大ピンチに。だがそこにスーツ姿の男性が現れ、スティックを振り回して男たちを撃退。それが、縁談相手の伊能だった。

「都合が良すぎる?いえいえ、これがロマンスというものです」というナレーションも流れたこのシーンに、SNS上では「かっこよすぎ」などと女性ファンの興奮の声が続出。同局系情報番組『あさイチ』(毎週月~金曜8:15~)で有働由美子アナウンサーも「そんな偶然あるー!? あーいいわー!」とニヤニヤしながら大興奮だった。

そして、きょう12日放送の第10回では、伊能の事務所でのやりとりが展開される。藤吉への思いを断ち切るため大阪に来たと正直に話すてんに、伊能は大いに興味を持つ。その後、てんが大阪から家に戻ると、父・儀兵衛はてんを蔵に閉じ込め…。