俳優の織田裕二が、WOWOWで2018年1月14日にスタートする連続ドラマ『監査役 野崎修平』で主演を務めることが明らかになった。

左から、岸谷五朗、織田裕二、古谷一行

原作・周良貨、漫画・能田茂による経済漫画を初映像化した本作は、バブル経済が崩壊し、"金融ビッグバン"に銀行業界が直面した1990年代末が物語の舞台。当時、日本社会では不良債権をひた隠す銀行や、汚職に手を染めてでも権力を欲する政治家、株主総会にのさばる総会屋が幅を利かせ、まさに金と権力が渦巻いていた。そんな混乱の時代において、監査役として正義を貫くためにたった一人で立ち向かった銀行員・野崎修平の活躍を描く。なお主人公の野崎を演じる織田は2014年に同局で放送された『株価暴落』以来、WOWOWドラマ2度目の主演となる。

ドラマについて織田は「前作と同じ銀行員役なのですが、今回は『野崎修平』という男の成長物語でもあるので、人間臭い野崎を出せないかと意識しています。監査役はこれまでのドラマでは見たことのない役どころです。コンプライアンスが重視される現在を先取りした原作だと感じており、やりがいがあります。20年前は今と比べて良くも悪くも人間臭さが色濃く出ている時代なので、その雰囲気を出せたらいいなと思っています。僕が演じる野崎は不条理と戦う男。でも彼は市井に生きる普通の男です。その男が勇気を出して行動することによって、周囲の一人一人を変え、やがて大きな組織すらも変えられる力になる。というメッセージがこのドラマの一番の見どころです」とコメントしている。

また、野崎の前に立ちふさがる銀行頭取・京極雅彦を古谷一行、京極が呼んだ豪腕銀行員・武田真吾を岸谷五朗が演じることが決定。それぞれ織田とは初共演となる。

連続ドラマ『監査役 野崎修平』はWOWOWプライムにて2018年1月14日(日曜 22:00~)スタート。全8話(第1話無料放送)。