KDDI、沖縄セルラーは11日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン「Xperia XZ1」(SOV36)の取り扱いを発表した。発売は11月中旬。

端末価格は税込90,720円。48カ月の分割払いを設定したのち25カ月目以降に機種変更した場合、以降の支払いが免除される「アップグレードプログラムEX」に対応。「アップグレードプログラムEX」加入時の端末実質支払額は税込45,360円(1,890円×24回。旧機種は回収される)。

Xperia XZ1。カラーはブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンクの4色

「Xperia XZ1」は、5.2インチ(フルHD)ディスプレイを搭載したAndroidスマートフォン。OSには最新のAndroid 8.0 Oreoを採用する。ソニーモバイルコミュニケーションズが2017年9月にドイツ・ベルリンで開催した国際コンシューマーエレクトロニクスショー「IFA 2017」に合わせて発表した端末で、海外版と大きな機能差はない。

2017年2月に発表された5.5インチスマートフォン「Xperia XZ Premium」と同等のカメラシステム「Motion Eye」(モーションアイ)を搭載し、最大960fpsのスーパースローモーション機能やHDR動画再生、シャッターが押される直前の写真も押さえる「先読み撮影」機能などを備える。先読み撮影は従来から強化され、被写体が動いた時に自動撮影する従来機能に加え、被写体の笑顔を検知して自動撮影する機能が追加された。

新たに、動いている被写体にフォーカスを合わせ続け連写する「オートフォーカス連写」を搭載。被写体の動きを自動追従し、最大10fpsで高速連写する。また、人物などの3D撮影機能「3Dクリエーター」も備えた。本体標準搭載カメラとソフトウェアで高精度の3Dスキャンが行える。スキャンに必要な時間は約30秒~60秒。撮影した3D素材は現実のカメラ撮影時にARとして組み込んだり、アバターを作ったりできる。また、2017年11月以降にはDMM.makeと連携し3Dプリントも行える予定。

このほかカメラ機能に関しては、薄暗い場所のフロントカメラ撮影でも人物が明るく写るディスプレイフラッシュ機能の搭載や、撮影時に明るさ・露出調整が手軽に調節できるインタフェース改善、4K動画撮影のアクセス改善も図られている。

音響面では、本体前面の上下2カ所にステレオスピーカーを搭載。高出力のアンプを備え「Xperia XZ」と比べ音量が約50%向上したという。ハイレゾ音源の再生も可能で、ソニーの高音質技術「DSEE HX」にも対応する。

CPUはQualcommのSnapdragon 835で、KDDI網では受信最大708Mbps(理論値)で通信できる。外観は継ぎ目のないメタル素材を採用し、ディスプレイにはコーニングのGorilla Glass 5を採用。IP65/68の防塵防水性能を備える。カラーはブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンクの4色。

カバーを閉じたまま操作ができる純正ケース「Xperia XZ1 Style Cover Touch」や、Xperia XZ1とカラーを合わせたワイヤレスヘッドセット「h.ear on 2 Mini Wireless (WH-H800)」といった公式アクセサリも、au公式アクセサリ「au +1 collection」で用意する。

主な仕様は以下の通り。なお、2017年10月12日から発売日前日まで「Xperia XZ1」を予約購入したユーザーを対象に、3,000円相当のWALLETポイントキャッシュバックが行われる。

  • Android O(Android 8.0)
  • CPU: Qualcomm Snapdragon 835
  • 内蔵メモリ: 4GB
  • ストレージ: 64GB
  • 外部ストレージ: microSDXC(最大256GB)
  • サイズ: W73×H148×D7.4mm
  • 重量: 約156g
  • ディスプレイ: 5.2インチ トリルミナスディスプレイ for mobile
  • ディスプレイ解像度: 1,920×1,080ピクセル
  • メインカメラ: 1,920万画素
  • サブカメラ: 1,320万画素
  • バッテリー容量: 2,700mAh
  • 対応SIM: nanoSIM
  • Wi-Fi: 対応
  • Bluetooth: 5.0
  • 指紋センサー: 対応
  • NFC: 対応
  • 防水/防塵: IP65/IP68
  • カラーバリエーション: ブラック、ウォームシルバー、ムーンリットブルー、ヴィーナスピンク