マクロミルは10月10日、労働時間に関する調査結果を発表した。調査期間は2017年9月13~14日、調査対象は東京23区に通勤するフルタイム勤務の正社員で、勤続年数2年以上かつ自身の労働時間を把握している人、有効回答は1,000人。

平均労働時間8.9時間

基本労働時間に残業時間を含めた1日の総労働時間(休憩時間を除く)を、過去3カ月の平均で尋ねたところ、「8時間以上~9時間未満」が39.0%と最も多く、次いで"ほぼ残業なし"の「8時間未満」が24.0%となった。一方、「12時間以上」という人は1.3%。平均労働時間は8.9時間だった。

1日の総労働時間(過去3カ月平均)※休憩時間を除く

現在の労働時間に対する満足度を聞くと、「満足(とても+ややの計)」は42.2%、「不満(とても+ややの計)」は25.7%との結果に。世代別に「満足」の割合を比べると、20代では51.6%と半数を上回ったのに対し、30代は42.7%、40代は35.3%と、満足の割合が低下していた。

現在より労働時間を増やしたいか、減らしたいかとの問いには、「今のままで良い」が48.6%、「減らしたい」が43.4%、「増やしたい」が8.0%となった。

勤務先における労働時間軽減施策の実施率は66%。取り組み内容は、「ノー残業デー」(37.2%)、「残業時間の上限設定」(29.2%)、「残業の事前申請」(24.8%)が上位3位にランクイン。他方、報道などで話題になった「プレミアムフライデーの実施」(10.0%)、「リモートワークの導入」(9.6%)、「就業時間になったら自動消灯」(6.6%)などは1割以下にとどまった。