レノボ・エンタープライズ・ソリューションズは10月10日、ハイパーコンバージド・アプライアンス「Lenovo Converged System HX Series」の後継モデルとして第3世代となる「ThinkAgile HXシリーズ」を発表した。同17日より順次発売を予定している。

「HX7520」

今回、ThinkAgile HXシリーズとしてハイパフォーマンスモデルの「HX7520」(2U、オールフラッシュ構成対応)、ストレージ大容量モデルの「HX5520」(2U、オールフラッシュ構成対応)/「HX5520-C」(2U、1CPU)、基本モデルの「HX3320」(1U、オールフラッシュ構成対応)/「HX3720」(2U4N、オールフラッシュ構成対応)/「HX3520-G」(2U、オールフラッシュ構成対応、GPU搭載)、リモートオフィス・ブランチオフィス対応モデルの「HX1320」(1U、1CPU)、レプリケーションターゲット対応モデルの「HX1520-R」(2U、レプリケーション・ターゲット対応)、Nutanix Xpressモデルの「HX2320-E」(1U、オールフラッシュ構成対応)/「HX2720-E」(2U4N、オールフラッシュ構成対応)をそろえた。

新シリーズは、CPUにインテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載したサーバ「ThinkSystem」をベースとし、パフォーマンスの確保とXClarityによる管理性の向上を実現。10モデル中8モデルでオールフラッシュ構成をサポートしており、高速化・大容量化を可能とし、起動デバイスにM.2 SSDを採用したことでデータ用スロットを犠牲にすることなく、起動デバイスの冗長性を確保しているという。

また、レプリケーションターゲット対応モデルを追加し、1ノード構成でオンライン・バックアップが可能なほか、ネットワーク帯域は10GbEポートが従来の2倍となる8ポートへ拡大、またはAHV(Acropolis Hypervisor)環境においては25Gbイーサネットポートを4ポート備える。第2世代までは4台1セットだった2U4Nモデルの1台構成が選択可能になるなど、全10モデルをラインアップしている。