楽天とローソンは10月6日、福島県南相馬市にある「ローソン南相馬小高店」において、専用車両による移動販売とドローンによる商品配送を連携させた試験的な取り組みを2017年10月31日より開始すると発表した。ドローン配送とコンビニエンスストアの移動販売を連携させた取り組みは、日本国内では初めての事例だという。

2016年10月にオープンした「ローソン南相馬小高店」は、福島第一原発事故の影響による避難指示区域が指定解除されてから小高区内で最初に営業を再開したコンビニエンスストア。今回の協業で、同店舗を拠点に小高区内で週2回の移動販売を開始し、そのうち週1回限定で、移動販売車両では積み込めない温度帯の「からあげクン」をはじめとしたフライドフーズなどを「楽天ドローン」の専用機で店舗から移動販売先へ配送する。半年間の試験運用を経て検証を行い、その後の展開を検討するという。

「楽天ドローン」専用ドローン「天空」

ローソン 移動販売車両

なお、ドローンによる配送は降水、風速や気温などの気象状況により、運行できない場合がある。