米Googleは10月4日 (現地時間)、Chromebookの新製品「Google Pixelbook」を発表した。ディスプレイを360度回転させて、クラムシェル、スタンド、テント、タブレットの4つのスタイルで使用できる。手書き機能をサポートし、対応するデジタルペンとしてWacomの技術を採用した「Pixelbook Pen」(99ドル)を用意した。米国、カナダ、英国で発売する。

クラムシェルスタイル

スタンドスタイル

テントスタイル

タブレットスタイル

液晶ディスプレイは、12.3インチ (2400x1600、235ppi)のタッチスクリーン。アルミニウム・ユニボティを採用したスリムなデザインになっており、本体サイズは290.4×220.8×10.3ミリ、重さは1.1キロ。GoogleのChromebookで最薄である。米国では、CPU、メモリー、ストレージの組み合わせが異なる以下の3つのラインナップで販売する。

  • 第7世代Core i5/8GB RAM/128GB SSD: 999ドル
  • 第7世代Core i5/8GB RAM/256GB SSD: 1199ドル
  • 第7世代Core i7/16GB RAM/512GB NVMe SSD: 1649ドル

バックライト付きフルサイズキーボード、パームリジェクション機能をサポートするトラックパッド、デュアルスピーカー、マイク×4、USB-Cポート×2、3.5ミリヘッドフォンジャック、Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.2などを装備。バッテリーは41Whrで、最大10時間の使用が可能。15分の充電で、最大2時間使用できる高速充電に対応する。

GoogleのAIアシスタント「Google Assistant」が統合されており、音声コマンド「Ok, Google」やキーボードの専用キーで素早くGoogle Assistantにアクセスできる。また、Pixelbook Penでペン軸のボタンを押してテキストや画像をマークすると、Google Assistantがその部分を調べてくれる。たとえば、ミュージシャンの名前が分からなくてもアートワークに顔写真が写っていたら、Pixelbook Penで顔を囲むだけでGoogle Assistantがアーティストの情報をまとめて表示する。

ドキュメントの中で分からない言葉をPixelbook Penで囲む(左)と、Google Assistantが言葉の意味や関連する情報を集めてくれる(右)