10月18日にNHKのBSプレミアムで放送する北九州発地域ドラマ『GO!GO!フィルムタウン』(22:00~22:59)の完成試写会・会見が4日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の土村芳をはじめ、藤本隆宏、朝倉あき、光石研が出席した。

左から朝倉あき、土村芳、藤本隆宏、光石研

NHK北九州放送局が初めて制作した同ドラマは、市内各地でロケが行われ、いまや"映画の街"となった北九州市が舞台。ロケをサポートする市役所フィルム・コミッションの女性職員・北村節子(土村芳)を主人公に、憧れの映画監督の担当になって市民の協力を得ながらロケに奔走する姿を描く。

同ドラマで初主演を果たした土村は「初主演がこの作品で幸せに思っております」と笑顔を見せるも、オファーされた当初は「私の出身が岩手県盛岡市で、行ったことがない北九州のドラマの主演で良いんだろうかと正直思いました」と戸惑いも。とはいえ、台本や訪れた北九州に魅力を感じたそうで「こういう役を思いっきりできるチャンスはそうそうないだろうと思いました。最初は主演としての緊張もあって撮影に入りましたが、現場もすごく温かく、私もいつの間にか呼び名が『節っちゃん』に(笑)。そういう空気のお陰で温かい愛情たっぷりの映像作品になったと思います。本当に幸せでした」と笑顔を見せた。

北九州発のドラマということで、ご当地グルメや郷土料理が出てくるのも同ドラマの見どころ。撮影以外でも北九州の食を楽しんだという土村は「私は本当に食べて食べて食べていました(笑)。有名なラーメンや焼肉など、どれも美味しいんですよね」と振り返り、中でも土村の心を動かしたのが、北九州の郷土料理である「ぬか炊き」だという。「私の中では、どストライク。ご飯に合うおかずとしては最高ですよ。ホテルでも温めていただいて初めて食べたんですが、ホテルのお姉さんに『いい匂いですね』と言って渡してくれました」と北九州のソウルフードにハマったようだった。