10月15日スタートのTBS系日曜劇場『陸王』(毎週日曜21:00~)で、俳優の竹内涼真、和田正人、佐野岳らランナー役の出演者への走法指導・監修として、青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏がドラマを全面バックアップすることが3日、明らかになった。

青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督の原晋氏

『半沢直樹』『下町ロケット』で知られる池井戸潤の同名小説を原作とする同作。主人公で創業から100年以上続く老舗足袋業者・こはぜ屋の四代目社長・宮沢紘一を役所広司、その長男・宮沢大地を山﨑賢人が演じ、実業団・ダイワ食品の陸上競技部員・茂木裕人役に竹内涼真、同部員・平瀬孝夫役に和田正人、さらに茂木のライバルであるアジア工業の陸上競技部員・毛塚直之役に佐野岳が決定している。

竹内、和田、佐野らランナー役の出演者への走法指導・監修を務める原氏は、元陸上競技・マラソン選手であり、現在は青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督。第91回箱根駅伝(2015年)でチームを初の総合優勝に導き、その後、2016年、2017年と3連覇を成し遂げ、さらに2017年は大学駅伝3冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)を達成させた。

そんな原監督は、5月に行われた陸上競技部員役のオーディションにも参加し、一人ひとりの走法を入念にチェック。選抜されたキャストは、約半年間、青山学院陸上競技部の部員と共に練習を行い、また、青学オリジナルのトレーニングである"青トレ"も伝授され、長距離ランナーとしての体を一から作り上げた。

原監督は「われわれがやっている"青トレ"を竹内涼真さん、和田正人さん、佐野岳さんらが体感したときにどう走りに変化が出るのか見てみたいという思いと、陸上界を盛り上げたいなという2つの思いがありまして、今回、陸上総監督を引き受けさせていただきました」と今回引き受けた理由を説明。

また、竹内について「学生時代はサッカーをしていたので上半身などに余分な筋肉がついていたのですが、青トレ実施から3カ月ほどで、しっかり陸上の体になってきて、さすがだなぁと思いました。腕もしっかりと振れるようになったので、陸上選手に近づきましたね」と称賛し、「これまでの私の経験上、長距離走の陸上ドラマは素人っぽく映るところがあるんですが、今回のこの『陸王』はホンマもんですね。もうまさしくリアル! ぜひ、ランナーの走りに期待していてください」と太鼓判を押している。

さらに、卓球の福原愛選手をはじめとした日本のトップアスリートの個人指導を行うフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がランナー役へのトレーニングに協力。竹内らランナー役の面々は、中野ら専門的な知識を持つトレーナーの指導のもと、ストレッチや体幹トレーニングに今年5月からおよそ半年間励んできたという。中野トレーナーは、青学駅伝チームのコアトレーニングやストレッチの指導にも携わっており、原監督と中野トレーナーのまさに"チーム青学"が『陸王』をバックアップする。

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