NTTデータ スマートソーシングは9月29日、コンカーと連携して提供する「クラウド型 出張・経費管理業務BPOサービス」のさらなる拡充として、交通系ICカードの利用区間情報を経費精算クラウドソリューション「Concur Expense」へ連携する「D.tocuh」の提供を同日より開始すると発表した。

D.touch利用イメージ

今回提供を開始するD.touchは、Suica/PASMOをはじめとした交通系ICカードに蓄積された利用区間情報を、専用のAndroidタブレットから読み取り、Concur Expenseに自動連携するというもの。Concur Expenseには利用区間、運賃、日付情報が自動入力されるため、経費精算に係る時間を削減できるという。

また、プライベートなどの業務外の経費情報は個別に除外できるほか、セキュアな環境に構築した中間サーバとConcur Expenseの連携から、定期区間の自動控除や読み取った電車運賃の書き換えができないため、二重請求や運賃改ざんなどの不正を未然に防ぐことができる。

同サービスはApple PayやモバイルSuicaのサービスにも対応。Concur Expense利用企業向けに提供し、すべてのConcurユーザーが活用できるソリューションとして、オフィスの入り口など社員の行き来の多い共用スペースに配置するだけで利用することができる。

価格は、Wi-Fiなどの無線のインターネット回線からD.touchを利用する「Wi-Fiモデル(端末費用+初期設定費用含む)が47,000円(税抜)、Androidタブレット端末のデータ通信からD.touchを利用する「SIMモデル(端末費用+初期設定費用含む)」が53,000円(税抜)だ。