NECは9月29日、業務システム構築基盤ソフトウェア「SystemDirector Enterprise」について機能強化を行ったと発表した。SystemDirector Enterpriseはオープン開発言語に対応したインターネット・クラウドシステムの構築を支援するソフトウェア開発環境。

今回、新たに「SystemDirector Enterprise for DevOps」をラインアップに追加し、アジャイル開発およびDevOpsをサポートし継続的な高速開発を可能にした。今後は、OSS技術を採用し、コンテナ技術をベースとしたマイクロサービスの開発・実行環境など、ビジネスの変化への即応性を高める機能を順次提供していくという。

SystemDirector Enterprise製品ラインナップ

また、「SystemDirector Enterprise for Java」、「SystemDirector Enterperise for Smart Device」について、画面の要件確認と修正を短いサイクルで繰り返し行うことのできる設計ツールを、レスポンシブWebデザインに対応するよう機能強化した。

そのほか、「SystemDirector Enterperise for Batch」について、Javaバッチ処理用最新フレームワークjBatchに対応したバッチアプリケーションの開発支援機能を強化した。

さらに、ソースコードなどからシステム内の資産を可視化する「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」では、COBOL、COBOL/Sプログラムを用いた業務アプリケーション資産の分析への対応したほか、アプリケーションの類似資産診断やメトリクス診断により、多角的な資産棚卸や品質リスクの把握を支援する。