バリュートレードは9月28日、米ERATO社のマイク付き完全ワイヤレスイヤホン「VERSE」を発表した。発売は10月6日。価格は14,800円(税別)。カラーバリエーションとして、ブラックとホワイトを用意した。

完全ワイヤレスイヤホン「VERSE」

手に持った感じ、小さくて落としてしまいそうだった

ブラックはやや灰色っぽい色合い

ホワイトは清楚でまるで白いユリのようだ

VERSEは、サイズが世界最小クラスの(同社調べ)全長約16.5mmで、片側の重さが約4.5g。2016年9月に発売した完全ワイヤレスイヤホン「Apollo7」の下位モデルに相当する。記者説明会では、VERSEとApollo7の両方が展示されていた。並べてみると、今回発売したVERSEのほうがやや大きいが、持った実感として重さに違いは感じられなかった。

左がVERSE、右がApollo7、並べてみるとイヤーピースの形が異なるのがわかる

連続再生時間は最大3時間、連続通話時間は最大4時間。充電は、800mAhのバッテリーを備えた付属の充電ケースに入れて行う。充電ケースは、イヤホンを4回までフル充電できる。

充電ケースは片手で収まる大きさだ

独自開発の5.8mmドライバー「GrapheneDriver(グラフェンドライバー)」を採用した。ドライバー内の振動板を、炭素素材の一種である「グラフェン」でコーティング。グラフェンは炭素素材の結びつきがダイヤモンドよりも強く、このコーティングによって、音のひずみを引き起こす不要な分割振動を抑制する。ERATOが培ってきた独自のチューニングも施し、低音域から高音域まで、ハイスピードかつクリアに音源を再生するとしている。

IPX5の防水性能を備えている。また、イヤホン本体にマイクを内蔵しており、ハンズフリー通話が可能だ。VERSEのサイズと音響特性に合わせてSpinfit社と共同開発した、専用のイヤーチップを付属。イヤーチップの先端が360度回るため、耳の穴に沿って奥まで差し込みやすい。

Spinfit社と共同開発したイヤーチップ

再生周波数は20Hzから20kHz、インピーダンスは16Ω。Bluetoothのバージョンは4.2、対応コーデックはAACとSBCだ。