GMOクラウドは、企業のIoTビジネス化をサポートする「IoTの窓口 byGMO」が開発した「スマート電子タグ」を、トーハンの"書店×IoT"の取り組みに「次世代型電子POP」として提供したと発表した。

「次世代型電子POP」は、インターネットを通じて遠隔で表示内容の切り替えができるディスプレイ"電子ペーパー(E-paper)。電子証明書による暗号化を行い、ARM社製の技術を基盤としたICチップを搭載しており、セキュリティ面も考慮している。

トーハンでは、書店にITの最新技術を導入する取り組みを行っており、その1つとして『次世代型電子POP』を活用した実証実験を、東京駅の「八重洲ブックセンター本店」の店頭において開始する。

次世代型電子POP

この実証実験では、書店の売場の複数箇所に「次世代型電子POP」を設置し、表示内容を1日ごとに変化させることで、顧客の対し1つの情報だけでなく、様々な情報を訴求することが可能だという。

また、搭載されたセンサーを通じて顧客が売場で本を手にとる「ピックアップカウント行動」や、滞在時間をデータとして収集することができる。これにより、時間帯によって「どの売場に人が多いか」「どの商品が手に取られているか」といった観点でデータを分析し、マーケティングに活用することが可能になるという。