エフセキュアは9月28日、Windows向けのSaaS型エンドポイントセキュリティ新製品「F-Secure Computer Protection」を提供開始すると発表した。

「F-Secure Computer Protection」は、AIやリアルタイム脅威情報、ヒューリスティック分析など、先進的なテクノロジーを活用した多層構造のアプローチを採用することで、軽量でありながら強力なセキュリティをWindowsクライアントに提供し、ランサムウェアやゼロデイ攻撃に対してプロアクティブな対策を講じることのできるサービス。

「F-Secure Computer Protection」の利用画面イメージ

新製品は、企業向けSaaS型製品「エフセキュア プロテクション サービス ビジネス」のPC向け製品「PSBワークステーション」の後継製品に当たる。スキャンエンジンを刷新して、AIや機械学習(マシンラーニング)を積極的に活用することで、検知率を飛躍的に向上させるとともに、さらに軽快に動作するようになったという。

新たに実装されたデバイスコントロール機能では、USBスティックやCD-ROMドライブ、Webカメラなどのハードウェアデバイスを通じて脅威がシステムに侵入することを防ぎ、USBメモリなどのデバイスへの書き込み制限、特定のデバイスのみ許可するなどのルールを設定することが可能だ。

また、パターンファイルの完全差分配信の実現によって、長期休暇などで数日間以上パターンファイルの更新が行えなかった場合、パターンファイルが差分でダウンロードされるようになり、メモリ上に展開する処理負荷も軽減されたという。

参考価格は新規購入の場合、5~24ユーザーで8000円/ライセンス、25~99ユーザーで5600円/ライセンス、100~499ユーザーで3600円/ランセンス。サポートするOSはWindows 7/8/8.1/10。