ソフトバンクと京都府は9月28日、地域の活性化および府民サービスの向上を図るため2016年12月に締結した「京都府とソフトバンク株式会社との地域活性化包括連携協定」の一環として、村田製作所を加えた3者で「スマートシティ化促進プロジェクト」を発足したことを発表した。

同プロジェクトは、ソフトバンクがIoTネットワークおよびソリューションを提供し、村田製作所がIoTに必要な通信モジュールやデバイスを提供することで、さまざまな企業・団体が利活用できるオープンなIoTプラットフォームを構築し、京都府が抱える課題を解決すべく、さまざまな企業・団体と相互の連携を強化し、スマートシティ化促進に向けた協働を推進するというもの。

京都府が掲げる重点項目には観光支援、交通対策、農林水産業支援、児童・高齢者見守り、インフラ維持管理、災害対策などがあり、観光における混雑緩和などの課題解決や府内全域への観光促進、農林水産業の支援、府民や観光客の安心・安全などについて連携を行うことで、地域の活性化および府民サービスの向上を目指す。