ON Semiconductorは、先進のRF SoCと、TCXOを含むすべての周辺部品を統合した新たなプログラマブルRFトランシーバ・システムインパッケージ(SiP)「AX-SIP-SFEU」を発表した。

同製品は、モジュール型ソリューションの約10分の1サイズとなる7mm×9mm×1mmのパッケージながら、Sigfoxのソリューションを提供することを可能とするもので、コンフォーマルシールドされ、電波規制に関する承認を事前に取得した状態で提供されるため、開発者は、箱から出してすぐに利用することが可能という特徴もあるという。

また、消費電力としても、スタンバイモードで0.5mA、スリープモードで1.3μA、ディープスリープモードで100nAとなっており、製品本体とは汎用非同期送受信(UART)インタフェースにて接続される。さらに、フレームの送信および無線パラメータの設定にはATコマンドが使用され、カスタマが独自のソフトウェアを記述できるように、さまざまなバリエーションのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)も用意されているという。

なお、同社では、同製品について、今後数か月以内に発売される予定の新たなSiPファミリの最初の製品という位置づけとしており、IoT接続を必要とするアプリケーションをサポートする包括的な使いやすいターンキー無線周波数(RF)ソリューションになると説明している。

IoT向けRF SiP「AX-SIP-SFEU」のパッケージ外観