太陽誘電は9月27日、定格電圧2000Vの高耐圧積層セラミックコンデンサ「XMK432 B7472KY」を発売すると発表した。

同製品は、無線LANアクセスポイントや基地局通信装置などにおける雷サージといったノイズ対策などに用いられることを想定して開発されたもので、積層セラミックコンデンサの材料や内部構造などの最適化により、パッケージサイズ4.5mm×3.2mmx2.0mmで定格電圧2000Vを実現したという。

同製品は2017年9月より、韓国慶南太陽誘電にて、月産10万個体制で量産を開始する計画で、サンプル価格は1個25円としている。また、同社は、今年度中に定格電圧を1000Vや静電容量も2200pFから0.1μFまで拡大し、高耐圧積層セラミックコンデンサのラインアップ拡充を進めていく計画としている。

定格電圧2000Vの高耐圧積層セラミックコンデンサ「XMK432 B7472KY」