資料: Vice提供

MOTHERBOARDに9月22日(米国時間)に掲載された記事「nRansomware Wants Your 10 Nude Pictures As Ransom To Unlock Your PC」が、ランサムウェアの解除の身代金としてBitcoinではなく10枚のヌード写真を要求してくる「nRansom」について伝えた。このランサムウェアを発見したのはMalwareHunterTeamのリサーチャーであり、いたずらの可能性が高いとされている。

発見されたランサムウェアは実際にはファイルもディスクも暗号化しておらず、スクリーンをロックするだけのプログラムだとされている。カスペルスキーの公式ブログによると、画面に表示される脅迫文には、コンピューターへのアクセスを取り戻すには本人だということがはっきりわかるヌード写真を10枚送らねばならないと書かれているという。

また、現時点では、nRansomは「nRansom.exe」というファイルとして確認されており、影響を受けるのはWindows利用者だけとのこと。

セキュリティファームやセキュリティの専門家、各国の関連機関はランサムウェアの被害にあったとしても、身代金の支払いには応じないように求めている。身代金を支払ったとしても暗号化されたファイルが元に戻る保証はなく、支払いを行うことはこうしたサイバー攻撃の活動を助長することになるため好ましくないとされている。基本的には暗号化されては困るデータに関してはバックアップを取っておくことが望まれる。