ヤマハは9月25日、同社のLTEアクセスVoIPルータである「NVR700W」用のファームウェアにおいて、国内LTE網での対応周波数帯を増やしマルチ・キャリアに対応した最新版の配布を開始した。

Web GUIによるファームウェア更新作業

同製品は2016年7月の発売であり、無線WANモジュールを内蔵し無線WAN環境(LTE/3G)へのダイレクト接続が可能なLTEアクセスVoIPルータ。

無線WAN接続については従来NTTドコモ網にのみ対応していたが、今回のアップデートにより、国内すべてのキャリア網に対応し、ソフトバンクおよびKDDIのLTE/3G網でも利用できるという。

LTE/3G対応のエリア状況やネットワーク構成の状態などからドコモ以外のキャリアを使用したい場合でも、無線WAN機能によるLTE/3G接続が可能。

また同ファームウェアは、各キャリアの通信網を利用するMVNOにも対応し、使用シーンに合わせた契約SIMを利用可能としている。

LTEマルチ・キャリアに対応するには、同社サイトから最新ファームウェアをダウンロードして適用した後、内蔵無線WANモジュールのファームウェアを更新する必要がある。 なお、内蔵無線WANモジュールのファームウェア更新作業は、Web GUIからの実行も可能だという。