マネーツリーは、同社提供の個人資産管理・家計簿アプリ「Moneytree」iOS版をアップデート。iOS 11のリリースに伴う大幅改定となっている。

Appleが提供するSiriKitに対応し、これにより音声アシスタント「Siri」から、アプリを開かずに、登録している口座残高を音声で確認できるようになった。Siriは、設定時にTouch IDによる指紋認証を通して本人確認を行い、センシティブな情報は読み上げずに画面上に表示する。Siriを使った残高確認は、情報の漏洩を防ぐために高度なセキュリティレベルを複数用意しているので、安全な利用が可能となる。Safari Keychainにも対応し、iCloud上に保存されているID、Passwordを、わざわざ入力せずとも、Moneytreeのサービス内で自動入力されるようになった。

Siriからの利用イメージ

また、現金入力時のカテゴリーセレクターを刷新。「よく使われるカテゴリ」画面を追加し、iOS 11で採用されたドラッグ&ドロップの操作で、「お気に入り」画面の編集および登録が可能となった。

さらにiPadでは、iOS 11の新しいドックスタイルのインターフェイスをベースとしたマルチタスキング機能に対応し、領収書などの画像を、マネーツリーのクラウドサービスである「Cloud Safe」にドラッグ&ドロップで登録ができるようになった。なお、経費精算機能「Moneytree Work 経費精算」は有料だが、現在、1カ月の無料トライアルを実施している。