日立製作所は9月25日、AIを活用して、システムに潜在するリスクをリアルタイムで検知し、そのリスク要因の自動推定までを行う「システム稼働リスク可視化ソリューション」の提供を開始した。価格は117万円から(税別)。

同ソリューションでは、多種多様なシステムでやりとりされるネットワーク上の膨大なデータの流れを監視し、AI(人工知能)の機械学習技術により正常なシステムの状態を分析することで、普段と異なる状態をシステムの潜在リスクとして検知する。

これにより、従来システム運用管理者では見つけることが困難だったシステムのスローダウンや機器のサイレント障害などの潜在的なリスクを検知することを実現する。

加えて、同社が培ってきた保守に関するノウハウを活用し、膨大なネットワークデータや周辺機器などの情報を自動的に分析、検知したリスクの要因を推定し可視化する。

同ソリューションの適用例としては、「スマートファクトリー」「社会インフラ(金融・公共・電力など)」がある。

「システム稼働リスク可視化ソリューション」をスマートファクトリーに適用する場合のイメージ