Stack Overflowは9月19日(米国時間)、「How Much Do Developers Earn? Find Out with the Stack Overflow Salary Calculator - Stack Overflow Blog」において、Stack Overflowの調査データから開発者の年収に関するデータを発表した。年収は開発者としての勤務年数によって左右されるほか、国ごとに大きな違いが現れることが示されている。

コーディング年数の違いによる開発者年収の中央値 - 資料: Stack Overflow提供

開発者の職種の違いによる年収の平均値 - 資料: Stack Overflow提供

今回Stack Overflowが公開したデータは米国、英国、ドイツ、フランス、カナダのデータ。米国だけが抜きんでて年収が高く、残りの4カ国は上下はあるもの(カナダとドイツが高く、次に英国、一番低いのはフランス)ある程度まとまった傾向を示している。

米国では初年度の開発者の平均年収が約7万5000米ドル、継続年数20年目になると約12万5000米ドルほどの年収が支払われている。これに対し、最も低いフランスでは初年度が約3万7500米ドル、継続年数20年目で約6万2000米ドルとなっている。

職種別に見るとDevOpsスペシャリストが最も高く、これにデータサイエンティスト、組み込みアプリ/デバイスデベロッパー、品質保証エンジニア、Webデベロッパー、モバイルデベロッパー、デスクトップアプリケーション開発者、システム管理者、データベース管理者、グラフィックプログラマー、グラフィックデザイナーが続いている。

国や地域ごとに雇用の慣習、年金や保険といった制度が異なるほか、賃料などの生活費に大きな違いがある。特に米国、中でもソフトウェア開発者/プログラマに高い年収が支払われているサンフランシスコでは賃料を含めて生活費として高い費用が必要になることで有名だ。