TDKは、TDK-Lambdaブランドとして業界標準サイズの基板型三出力AC-DC電源「CUT-Jシリーズ」を発表した。2017年10月より量産出荷を開始する。主な用途は、工業用・商業用自動機器、計測機器、半導体製造装置、医療機器など。

製品ラインアップは、「CUT35J-522」「CUT35J-5FF」「CUT75J-522」「CUT75J-5FF」の4種。CUT35が出力電力35Wモデルで、CUT75が75Wモデル。また、J-522は出力電圧が+5/+12/-12VDCタイプ、J-5FFが+5/+15/-15VDCタイプとなっている。

同基板型三出力AC-DC電源「CUT-Jシリーズ」

同シリーズでは、各チャンネルともに最小負荷電流が不要。形状は基板型で、業界標準サイズ(35Wモデルが2インチ×4インチ、75Wモデルが3インチ×5インチ)を実現しており、同社の現行製品と比較すると、約35%の小型化となる。動作温度範囲は、-20℃~+70℃となっており、無償保証期間は3年間となる。

なお同社では今後、ベースプレート付タイプやカバー付タイプ、ヨーロッパ端子タイプなどのオプション品のラインアップを追加していく予定だとしている。