クラウディアンとデータクックは9月22日、次世代映像・画像アーカイブ分野での協業について合意した発表した。これにより、生成したメタデータを映像・画像データと統合管理できる次世代型のアーカイブを可能にするという。

連携ソリューションの概要

データクックが提供する「DataKitchen」は、データ活用に必要な機能をまとめて実装することで、ビッグデータを活用できるソフトウェア製品。一方、クラウディアンが提供するスケールアウト型オブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」は映像・画像などのデータに、その内容を説明する情報(メタデータ)を付与し、それを1つのオブジェクトとして保存管理できるなどの特徴を持つソフトウェアによるストレージ製品となる。

両社の製品を連携させることにより、AI(人工知能)による映像・画像認識エンジン(Cognitive AIエンジン)を使い、生成したメタデータを映像・画像データと統合管理できる次世代型のアーカイブを可能とした。そのため、顧客は従来時間を要していた映像・画像の検索が速くなり、さまざまな角度から必要なデータを検索できるメリットがあるという。

連携ソリューションは、ブラウザ上からDrag & Dropでアップロード/ダウンロード、大容量ファイルもHTTP(S)で高速転送、3ステップで自動分類の為の準備完了、映像・画像ファイルに自動タグ付与、ファイル名検索と分類タグによる内容検索、メール内のURLで映像・画像ファイルの通知・共有といった特徴を備える。

次の段階として、両社製品を汎用的なサーバに事前設定し、顧客がすぐに利用できるアプライアンス製品として提供することも視野に入れているという。