村田製作所は9月21日、ADASやインフォテイメント機器等の車載電子機器のチョーク用途や信号用フィルタ用途などに適した、最大インダクタンス560μHの3225サイズ巻線インダクタ「LQH32NH_23シリーズ」を商品化したことを発表した。

巻線インダクタ「LQH32NH_23シリーズ」

同社は、民生機器向けのLQH32MN_23シリーズをベースに設計を見直し、品質改善と管理体制を強化することで最高使用温度125℃の巻線インダクタを商品化した。同製品はAEC-Q200に準拠しており、一部の定数では定格電流の改善やRdc(直流抵抗)の狭偏差化(±20%)を実現している。さらに、インダクタンスも狭偏差(±5%)を実現していることも特長。

なお、同商品は、すでに2017年8月より量産を開始している。