シマンテックは9月21日、情報漏洩防止ソリューション「Symantec Data Loss Prevention(DLP) 15」の発売と、データ保護ソリューション「Symantec Information Centric Security」の強化を発表した。

DLP 15の特徴は、「自社で管理している環境内外にかかわらず、第三者が機密データを扱う際に保護」「一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)遵守をサポート」「シャドーアプリを介した機密データの流出を防止」。

こうした機能により、IT管理者はデータを機密情報として自動的にタグ付けし、チャネルに関係なく、そのデータを追跡できるセキュリティポリシーの自動化が可能になるという。

Symantec Information Centric Securityは、「Symantec DLP 15」「CloudSOC(CASB:クラウドアクセスセキュリティブローカー)」をはじめ、同社の複数ソリューションを統合することで、企業が自社で管理していない環境でも、機密データを社外ユーザーと共同で、またはクラウドアプリケーションを介して保存・使用・共有することを可能にする。

同ソリューションは、コラボレーション作業に高い安全性を確保し、GDPRといった厳しい法規制へのコンプライアンスをサポートする。

DLP 15はこうした機能を拡張するもので、CASB、データの分類、ユーザーの行動分析、情報指向型の暗号化などが統合および強化されている。