富士通エレクトロニクスは、富士通のメッシュネットワークプロトコル「WisReed(ウィズリード)」を搭載した、Bluetooth Low Energy(BLE)小型ビーコンモジュールのサンプル提供を開始すると発表した。

同製品は、コイン電池で駆動するBLEビーコンモジュールにメッシュネットワーク機能を搭載している。これにより、一般的なBLEビーコンモジュールと比べ、ビーコンデータの収集範囲が広がり、位置情報サービスなどのさまざまなIoTシステムへの活用が期待できるという。

メッシュネットワークプロトコル「WisReed」を搭載した、BLE小型ビーコンモジュールのサンプル外観

また、コイン電池ソケットも含め、小型基板上に必要な機能を実装しているため、実証検証シーンから商用運用に至るまで幅広く利用可能だとしている。さらに、オプションとして、チップLED(赤、橙、黄、黄緑のいずれか1つ)、圧電ブザー、タクトスイッチをそれぞれ選択し、基板上に搭載可能だ。本体サイズは、33.0mm×33.0mm×5.0mmで、質量は10g(電池含まず)、動作温度範囲は-10℃~+60℃。そのほか、チップアンテナを搭載しており、通信距離は約30mとなる。

なお、同製品は2017年度第4四半期に製品化を予定している。