富士通FIP、ネットワーク分離環境のファイル転送パッケージ最新版

富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP)は9月20日、ファイル転送パッケージ「FUJITSU Security Solutionセキュアストレージ」(以下、セキュアストレージ)の機能を強化した最新版の販売を開始した。また、富士通のメール無害化ソフト「FUJITSU Security Solution SYNCDOT SanitizeFilter(シンクドット サニタイズフィルター)」(以下、SYNCDOT SanitizeFilter)のオプション製品として販売している「セキュアストレージ SanitizeFilter連携」(以下、SanitizeFilter連携)の新バージョンも販売開始する。

富士通FIPは、機密データを送受信できるビジネスユースの暗号化ファイル伝送ツール「FUJITSU Security Solution Confidential Posting(コンフィデンシャル ポスティング)」(以下、Confidential Posting)をベースに、「セキュアストレージ」と「SanitizeFilter連携」の2つの製品を昨年8月から提供している。

「セキュアストレージ」の利用イメージ

「SanitizeFilter連携」の利用イメージ

両製品は、ネットワーク分離環境においてセグメント間のファイルの持ち込み・持ち出しを可能にする転送ツールとなり、セキュアストレージはインターネットなどで取得したパソコン内のファイルの取り込みを可能にする一方で、SanitizeFilter連携はSYNCDOT SanitizeFilterのオプション製品として、メールの受信時にSYNCDOT SanitizeFilterにより、メールから切り離される添付ファイルの取り込みを可能にするという。

今回、同社はネットワークの分離や無害化などセキュリティ対策への関心の高まりを受け、金融・医療・教育機関などへの展開も考慮し、無害化の機能などを強化した両製品の最新版の販売を決定した。

最新版の特徴として「ファイルの無害化機能を強化」(セキュアストレージ、SanitizeFilter連携)、「パスワード付きzipファイルの送信が可能」(セキュアストレージのみ)、「同一端末で異なるセグメント間のファイルを送受信する際の機能追加」(同)の3点を挙げている。

ファイルの無害化機能の強化では、従来のバージョンでオプション提供していたファイルをPDFに変換して無害化する機能を標準搭載。また、Microsoft Officeで作成したWord やExcel、PowerPointからマクロを除去して無害化する新たな機能を追加したことにより、原本に近い形で無害化したファイルを取り込むことを可能とし、取り込み後も直接編集することができるなど、セキュリティを維持したまま、より効率的に業務を行うことが可能だという。

パスワード付きzipファイルの送信が可能な点については、従来のバージョンでは対象外となっていたパスワード付きzipファイルの送受信が可能になり、パスワード付きzipファイル内に格納されたファイルにおいても、Microsoft Officeにおけるマクロの除去やPDFへの変換により無害化したファイルを取り込むことができる。

同一端末で異なるセグメント間のファイルを送受信する際の機能追加に関しては、同一端末で業務用の内部セグメントとインターネット用接続セグメントを切り替えて利用している環境の場合に、セグメントごとにセキュアストレージの利用画面を構築することで、ユーザーが業務用とインターネット用のどちらのセグメントからシステムを利用しているかを判別しやすくし、セグメントごとに管理・承認できる機能も追加した。

価格は、セキュアストレージの初期費用が80万円(税別)~、年額費用が16万円(同)~、SanitizeFilter連携が初期費用が120万円(同)~、年額費用が18万円(同)~。両製品合わせて3年間で1億円の販売を計画している。

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