俳優で歌手の福山雅治が、10月2日スタートのテレビ朝日系ドラマ『トットちゃん!』(毎週月~金曜12:30~)の主題歌を担当することが18日、明らかになった。

福山雅治(左)と黒柳徹子=『徹子の部屋』2016年9月22日放送より(テレビ朝日提供)

このドラマは、女優・黒柳徹子と家族の激動の昭和史を描いていくもの。その黒柳が、福山に主題歌を書いてほしいということを、ドラマのプロデューサーから連絡を受けたことからプロジェクトがスタートし、福山は実際に黒柳と直接会って会話を重ねるなどして、楽曲制作を進めている。

『トットちゃん!』の服部宣之プロデューサーは「心の奥底をホッと柔らかくさせていただけるメロディーで、(主題歌が流れる)タイトルバックに使用させていただいた徹子さんの懐かしいお写真と共に聞くと、デモの時点で思わず優しい涙を流してしまうほどでした」とコメント。タイトル・CD等の発売については、現時点では未定だ。

『徹子の部屋』2013年9月25日放送より=同

福山は「徹子さんご自身からオファーいただくなんて、こんな夢のようなことはありません。と同時に、この楽曲は徹子さんに『素敵だ』と感じていただかなければいけません。かつてこれほどのプレッシャーを感じるオファーがあっただろうかと、産みの苦しみと歓びの間で悶絶しながら制作に臨んでおります」と報告。

また、「徹子さんのお父様が高名なヴァイオリニストだったことに敬意を表し、サウンドはカルテット(弦楽四重奏)をメインに編曲させていただきました。僕自身のキャリアの中で、ここまでのプレッシャーを体験させていただけるということを光栄に感じながら。徹子さんにお気に召していただけるよう頑張ります」と意気込んでいる。

黒柳も「ドラマ『トットちゃん』ものすごく期待しています。テーマソングも福山さんに作っていただいたぐらいですから」とコメント。きょう18日(12:00~)に放送される『ミュージックステーション ウルトラFES 2017』には福山が出演し、黒柳もコメント出演する。

なお福山は、7月クールに放送されたテレビ朝日系ドラマ『黒革の手帖』の主題歌「聖域」も手がけており、引き続き同局連続ドラマの主題歌を担当することになる。