ドイツのポルシェAGはフランクフルトモーターショーにて、新型「カイエン ターボ」のワールドプレミアを行った。第3世代となる新型「カイエン」のフラッグシップモデルであり、4.0リットルV8ツインターボエンジンを搭載する。

ポルシェ「カイエン ターボ」

より迫力ある外観となった新型「カイエン ターボ」は「ポルシェ ダイナミック ライトシステム」(PDLS)のLEDメインヘッドライトを備え、夜間は2列のフロントライトモジュールによって他の「カイエン」モデルから区別される。サイドビューは、塗装仕上げホイールアーチトリムに収まる21インチのアルミホイールが大きな特徴となる。

刷新されたインテリアには大型のディスプレイが設置され、ほぼすべての車両機能をタッチスクリーンで操作できる。出力710WのBOSEサラウンドサウンドシステムも標準装備。シートは「911」をほうふつとさせる一体型ヘッドレストとなった。

4.0リットルのV8ターボエンジンは最高出力550PSを発揮。0-100km/h加速は4.1秒で、スポーツクロノパッケージ装備車は4秒を切る3.9秒を達成している。最高速度は286km/h。新たに採用されたアダプティブルーフスポイラーは、リアアクスルのダウンフォースを増化するだけでなく、エアブレーキポジションでは高速走行時の制動距離を短縮する。ブレーキは鋳鉄製ディスクにタングステンカーバイド層をコーティングした「ポルシェ サーフェス コーテッド ブレーキ」(PSCB)が採用された。