STマイクロエレクトロニクスは、低コストのSO-8パッケージ(8ピン)を用いた、8bitマイコン「STM8S001」を発表した。スマート・センサや照明制御などの産業機器に加え、玩具、小型電気製品、パーソナル電子機器、PC周辺機器、バッテリ充電器などの機器に適するとしている。

8bitマイコン「STM8S001」

同製品は、通信インタフェース(I2C、UART、SPI)を有している。また、Flashメモリ(8KB)、RAM(1KB)、EEPROM(128B)、3チャネル10bit A/Dコンバータを内蔵しており、同社の主要8bitマイコンである「STM8S003」の機能を、省スペースかつ少ピンで実現している。

さらに、同製品はGPIO(5本)、8bitタイマ、16bitタイマ(2ch)、柔軟なシステムクロック制御が可能な内蔵RCオシレータ(128kHz~16MHz)、プログラミング/デバッグ用インタフェースであるSingle-Wire Interface Module(SWIM)なども備えている。そのほか、動作温度範囲は-40℃~125℃で、最大動作周波数16MHzで動作可能な高性能STM8コアが搭載されている。

なお、同製品は現在量産中で、参考サンプル価格は約0.20ドル。また、開発ボードの提供開始は、2017年第4四半期を予定している。