iPhone Xでアップル年内売上を圧迫か

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[13日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>が12日開催した新製品発表会では、ガラス製のデザインで顔認証によるロック解除などの新機能を搭載した新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)X(テン)」など3種類の携帯電話が披露された。

だがアイフォーン「X」の発売日は11月3日で、既存モデルも後継機種であるアイフォーン「8」の9月22日より大きく遅れるため、同社の年末商戦期を含む10─12月期の売上高を圧迫する可能性がある。

アイフォーン「X」の発売に伴って受けた注文の出荷が来年1─3月期に持ち越されれば、今年10─12月期の売上高を押し下げる要因となる。

カナコード・ジェニュイティのアナリストチームは顧客向けノートで「10─12月期にアイフォーンXの販売期間が1カ月短いことを踏まえ、当社は同四半期のアイフォーン販売台数見通しを従来の8400万台から7900万台に下方修正した」と記した。

アイフォーン「8」と「8プラス」は従来のモデルから大きくかけ離れた機種ではないため、消費者は「X」の発売まで待つ可能性がある。

みずほのアナリストはノートで「アイフォーン8に盛り込まれた機能が需要を加速させる公算は小さい」と予想した。

アイフォーン「X」の発売遅れにより短期的には販売が抑制される恐れがあるものの、アナリストらはアップルの熱烈なファンの購入が2018年度の売上高を押し上げると考えている。

UBSは2018年度の販売台数を15%増の2億4600万台とする見通しを据え置いた。

IHSマークイットのアナリストは「アップルは、可処分所得に占めるより大きなシェアをスマートフォーンの購入に振り向けるように消費者を説得できる力を示しているため、依然として大量のスマートフォンを販売するだろう」と説明した。


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