SBI証券が同社が提供する投信積立サービスを10月中旬より大幅に拡充することを明らかにした。大きく3つのサービスを拡充するという。

「主要ネット証券5社のコースバリエーション比較」

ひとつ目は、積立日設定のバリエーションの拡充。従来の投信積立サービスでは、積立買付日は月に一度のみとなっていたが、積立のタイミングを毎日・毎週・毎月など5コースの中から自由に選択できるようにする。

これにより、同サービスの積立コース数は、同社を含む主要ネット証券5社(同社、カブドットコム証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券)中トップとなるという。

「NISA枠ぎりぎり注文・課税枠シフト注文」

2つ目は、NISA投資可能枠を無駄なく使いきれる「NISA枠ぎりぎり注文」と「課税枠シフト注文」を新設するというもの。

従来のサービスでは、NISA投資可能枠内の注文でなければ発注ができず、枠を超える額の発注に積立設定の変更などの煩雑な手続きが必要だった。だが、新設する「NISA枠ぎりぎり注文」では、一度設定するだけで一切の変更手続きをせずにNISAの投資可能枠を使いきることが可能になる(NISA枠を超える注文は発注されない)。

「課税枠シフト注文」では、NISAの投資可能枠以上の注文の場合、「NISA枠ぎりぎり注文」と同様にNISA投資枠を使い切った上で、収まりきらない積立金額分が特定または一般預かりの注文として発注される。

3つ目は、銀行自動引落サービスの利便性向上。これまで投信積立銀行自動引落サービスは、積立設定金額の引落のみとなっていたが、積立金額だけではなく、自動引落金額を自由に設定することが可能となる。

設定した金額は、毎月自動的に、手数料無料で指定の銀行口座から証券総合口座へ振り込むことができ、投信積立の買付のほか、金・プラチナ積立サービスの買付など幅広いサービスでも利用することができるという。