トヨタ自動車は12日、SUV「ランドクルーザープラド」をマイナーチェンジして同日に発売するとともに、SUV「FJクルーザー」に特別仕様車「"Final Edition"」を設定し、10月16日に発売すると発表した。

トヨタ「ランドクルーザープラド」がマイナーチェンジ

「ランドクルーザープラド」は、力強さと先進性をより一層高めたエクステリアに進化しており、フロントはフード中央部を前方視界に配慮した形状としたほか、大型フロントグリルとヘッドランプを一括りにすることで力強さを演出。ヘッドランプは全車にLEDを採用し、19インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を新設定した。リヤはコンビネーションランプの飛び出しを抑えるとともに、ガーニッシュの意匠に変更を加え、より安定感のあるスタンスを実現している。

インテリアは、インストルメントパネル周りを中心に、より先進的なデザインを採用。レジスターリング(エアコン吹き出し口)上部を下げることで視認性を高めたほか、ナビゲーションをタブレット型の薄い形状とし、モダンさを強調している。センタークラスターやメーターパネルは、金属調加飾を施すことで上質感を向上させており、ステアリングホイールは握りやすさを考慮した設計とし、専用加飾を施すことでインストルメントパネルとの統一感も演出している。

衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」やドライブスタートコントロールの全車標準装備に加え、ブラインドスポットモニターの新設定も実施。外板色は新規設定色「ブラッキッシュアゲハガラスフレーク」(オプション設定)と「アバンギャルドブロンズメタリック」を含む全9色とし、内装色は新規設定色「ニュートラルベージュ」を含む全2色を設定した。

また、「ランドクルーザー」シリーズとして初めてリヤディファレンシャルに採用したトルセンLSDや、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL / ECO / COMFORT / SPORT S / SPORT S+)を選択できるドライブモードセレクトを「TZ-G」に標準装備。ディーゼル車のグレード体系も見直され、「TX」に7人乗りモデルを、「TX "Lパッケージ"」に5人乗りモデルを追加している。

特別仕様車「FJクルーザー "Final Edition"」

特別仕様車「FJクルーザー "Final Edition"」は、特別設定色の「ベージュ」を外板色やシート表皮、センタークラスターガーニッシュなどに採用し、モダンさを高めた。内外装の随所にブラック塗装を施したほか、20インチアルミホイールやサイドステップなどを特別装備するなど、魅力的な仕様としている。

価格は「ランドクルーザープラド」が353万8,080~536万3,280円、「FJクルーザー "Final Edition"」が349万2,720円(ともに税込)。

「FJクルーザー "Final Edition"」外観・車内イメージ

新型「ランドクルーザープラド」外観・車内イメージ