富士通は9月12日、最新版OS「Windows 10 Creators Update」を搭載した法人向けミッドレンジワークステーション「FUJITSU Workstation CELSIUS(フジツウワークステーションセルシアス、以下、CELSIUS) M770」と、2WAYハイパフォーマンスワークステーション「CELSIUS R970」の2機種を12月下旬から順次、国内で販売を開始すると発表した。

また、新製品両モデルにおいて「Windows 7 Professional」搭載モデルも引き続き提供する。富士通グループは、各種ラインナップの機能拡充で、さまざまな業種における顧客業務の効率化や改善をサポートしていくという。

CELSIUS M770は、Windows 10 Creators Updateや、最新のインテル Xeon W プロセッサを搭載し、PCクラスタシステムのプリ・ポスト処理や、CAD用途まで広範囲に使用できる高性能ミッドレンジワークステーション。

グラフィックスカードは、最新のNVIDIA Quadroシリーズが搭載可能で「Quadro P5000」「Quadro P4000」「Quadro P2000」「Quadro P600」「Quadro P400」から選択することができるという。ストレージは、NVMe(Non-Volatile Memory Expressの略。ストレージを接続するための規格)規格に対応し、SATAインタフェースフラッシュメモリディスクに比べ、小型で高速なM.2フラッシュメモリディスクを搭載している。

「CELSIUS M770」

また、従来はケーブル接続が必要だった内部の電源ユニット、メインボード、冷却ファン、ストレージなどをケーブルレスとすることで、顧客による増設作業や内部清掃などのメンテナンス性が向上し、業務効率化を支援するとしている。

一方、CELSIUS R970は、Windows 10 Creators Updateや大規模CAD/CAEをはじめ、構造解析、熱解析などハイエンドな用途にも使用できる最新のインテル Xeon プロセッサ・スケーラブル・ファミリを標準で2個搭載し、カスタムメイドではインテル Xeon Goldプロセッサを選択することもできる。

「CELSIUS M970」

グラフィックスカードは、CELSIUS M770と同様に、最新のNVIDIA Quadroシリーズから最適なスペックを選択することができ、ストレージも高速なM.2フラッシュメモリディスクに対応している。

価格は、いずれも税別でCELSIUS M770が35万5600円~、CELSIUS R970が69万600円~。