元AKB48で女優の川栄李奈(22)が、2018年に公開される『恋のしずく』で、映画初主演を務めることが12日、明らかになった。今年10月下旬から撮影を行う予定となっている。

映画初主演を務める川栄李奈

本作は、日本三大銘醸地の1つ称される東広島市・西条を舞台に、川栄演じるオクテな理系女子・橘詩織の酒造りと恋が描かれる。詩織は老舗酒蔵で研修を受けることになり、日本酒の魅力に目覚めながら初めての恋にも奮闘。21歳・リケジョ農大生が人生の新たな一歩を踏み出す青春物語だ。

メガホンを取るのは、『マザーレイク』(16)、『カラアゲ☆USA』(14)など自然や地域をモチーフにした作品に定評がある瀬木直貴監督。撮影に向けて、「米と水が出逢い、酒が生まれる。男と女が出逢い、恋が生まれる。酒と恋はいずれも人知を超えた神様からの恵みともいえる深遠な世界。豊穣な自然が育んだ日本酒の世界を知り、劇場を出た後にちょいと呑みたくなる、そして、恋がしたくなる、そんな作品を目指したいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。

川栄の相手役となる酒蔵の息子を演じるのは劇団EXILEの小野塚勇人(24)。そのほか、宮地真緒(33)、津田寛治(52)、小市慢太郎(48)らが脇を固める。

2015年8月にAKB48を卒業後、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)、『フランケンシュタインの恋』(日本テレビ系・17年)、『僕たちがやりました』(関西テレビ、フジテレビ系・17年)、映画『デスノート Light up the NEW world』(16年)、映画『亜人』(17年9月30日公開)、今年8月からはauの人気CM「三太郎シリーズ」の織姫役に起用されるなど勢いが止まらない川栄。劇中の詩織と同様、本作で女優としての新たな一歩を踏み出す。