ブラザー販売は7日、A4対応インクジェット複合機の上位モデル「MFC-J893N」を発表した。10月10日から発売する。店頭予想価格は23,880円前後(税別)。

MFC-J893N

プリント / スキャナ / コピー / ファックス / 電話機能を搭載するA4対応高機能インクジェット複合機。インクカートリッジは新型の大容量インクタンク「LC3111」シリーズで、ブラック / シアン / マゼンタ / イエローの独立型。大容量インクタンクの採用でインク交換の手間を少なくし、印刷コストを抑えている。印刷コストはA4カラー文書で約8.4円。

スマートフォンが生活の中心となっている層に向けて、スマートフォン用アプリを強化した。「iPSプラグイン」により、名刺や光学メディアのレーベル印刷が可能になり、年賀状印刷アプリの通年化も実施。喪中ハガキやDMなどをいつでも作成できるようになった。アプリの提供は2018年初頭を予定している。

また、写真画質の向上も図られており、富士フイルムの写真紙「画彩 写真仕上げPro」との連携を強化。専用カラー設定により色域を拡大し画質を向上させている。

プロモーションの一環で印刷コンテンツの充実も行われる。10月には「ウルトラマン」や「かいけつぞろり」などの素材を集めた「プレミアムコンテンツ」も用意。

プリント解像度は1,200×600dpiで、印刷速度はカラー10ipm / モノクロ12ipm。両面印刷のほか、CDなどのレーベル印刷にも標準で対応する。給紙容量は最大100枚、ADFには最大20枚の用紙をセットしておける。手差しトレイも装備。スキャン解像度は最大600×1,200dpi。操作用に2.7型タッチパネル液晶を備える。

インタフェースは10BASE-T / 100BASE-TX対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 2.0。SDメモリーカードスロットとダイレクト印刷用のUSBポートも装備する。本体サイズはW400×D341×H172mm、重量は約8.6kg。対応OSはWindows 7(SP1) / 8 / 8.1 / 10、Mac OS 10.10.5以降。