伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は9月6日、WebサービスでSNSのアカウントを利用して会員登録やログインを可能とするID管理基盤の構築サービスを開始すると発表した。

同サービスは、大学や自治体、企業などのWebサービスに対し、Facebook、Twitter、LINE、Yahoo! JAPANといったSNSのアカウントで会員登録やログインを可能とするID管理基盤を構築するもの。大学や公衆サービスを提供する自治体、BtoCのWebサービスを提供する企業などに向けて提供する。

同サービスで構築したID管理基盤により、Webサービスへの会員登録が手軽になることで登録途中での離脱を防ぎ、会員数の拡大につながるという。また、組織が管理するアカウントにユーザーが自身のSNSアカウントをひもづけることで、ログインの利便性を向上させることが可能になるとしている。

加えて、ユーザーごとのSNS環境に応じて必要な情報を通知することができ、メッセージの未読を防いだり、SNS情報をもとにした適切なレコメンデーションを行ったりといったことも実現する。

同サービスは、マイクロソフトのクラウド型ID管理ソリューション「Microsoft Azure Active Directory B2C」に近日追加予定の機能を用いて開発が行われている。