トプコンは9月5日、エントリーモデルのトータルステーションSOKKIA「iM-100シリーズ」と「GM-100シリーズ」を発売したと発表した。

左から、エントリーモデルのトータルステーションSOKKIA「iM-100シリーズ」、「GM-100シリーズ」

近年、建設業界では、国土交通省が提唱し推進している建設現場の生産性向上を目的とした「i-Construction」の活用が広がるにつれ、3次元座標データの重要性も高まっている。トータルステーションは距離と建設現場における基礎的な測量機で、角度を同時に観測することで3次元座標を測定し、施工の基準位置を決定する。

今回発表された2製品は、エントリーモデルでありながら、ハイエンドモデルと同等の高性能な光波距離計を搭載。特に、ターゲットを必要とせず対象物を直接測るノンプリズムモードでは、従来機と比較して2倍となる1,000mまで測定可能となった。また、反射プリズムを使用した測定精度も従来機比で25%向上した。このことから、より遠くかつ高精度な3次元座標の測定ができるという。

さらに、クラウドサービスを活用したユーザーサポートシステム「TSshield」を搭載。製品の稼働時間などの情報をサーバーに蓄積し簡単に管理ができ、事務所からトータルステーションの使用を制限するリモートロック機能によって、盗難防止にも役立つ。加えて、ソフトウェアのアップデートもオンラインで簡単に行うことが可能となったということだ。