ネットワンシステムズは9月6日、企業が管理していないクラウドの利用状況を可視化して、推奨対策を提示するセキュリティサービス「CASBサービス Shadow IT 可視化メニュー」を提供開始すると発表した。主な販売対象は、大規模企業・自治体・サービス事業者など。

同サービスでは、企業が管理・把握していないクラウドを社員が利用する「シャドーIT」も増加に伴うセキュリティ面での課題に対して、利用しているクラウド/利用者/通信量/危険度を可視化する「シャドーIT可視化機能」、可視化の結果を踏まえた推奨されるセキュリティ対策と判断材料を提示する「レポート機能」、運用管理を支援する「テクニカルサポート機能」などを提供する。

サービスの概要イメージ

「シャドーIT可視化機能」では、利用しているクラウドと利用状況を可視化することで、対策優先度の判断を支援する。具体的には、危険度分類、機能分類、利用者の可視化、通信料の可視化といった項目がWebポータルで簡単に確認できる。判別可能なクラウドは2万以上だという。

「レポート機能」は、シャドーITの可視化情報をもとに、「遮断を推奨」や「内容や利用理由の調査を推奨」などのセキュリティ対策を四半期単位で提言する。また、その判断材料となる、特に危険度の高いクラウドの概要と、想定されるリスク、利用頻度の高いクラウド(アクセス数やインバウンド/アウトバウンド通信量から判断)、危険度別・機能別のクラウド数、前回レポート時からの傾向変化などの情報を報告する。

そのほか、「テクニカルサポート機能」ではサービスデスクを用意し、サービスの機能や利用方法などの問い合わせに回答することで、運用管理担当者の負荷を軽減する。

管理画面イメージ

「CASBサービス Shadow IT 可視化メニュー」の年額価格(税別)は、1ユーザー当たり5040円~(別途初期費用が必要)となっている。