アイドルグループ・乃木坂46の若月佑美と、欅坂46の佐藤詩織が、「第102回二科展」(6~18日、東京・国立新美術館)で入選を果たした。

欅坂46の佐藤詩織(左)と乃木坂46の若月佑美

若月は、ポスター部門(A部門)で6年連続となる入選。「本当にうれしい限りですが、年々楽しさよりも難しさを感じています」と本音を吐露しながら、「今回もなかなか時間が無い中でしたので、時間がある時に作り続けていたいくつかの作品を合わせて完成させました。人間が植物を育てているのではなく、植物が人間を育ててくれている、ということをテーマに描きました」と紹介している。

一方の佐藤は、マルチグラフィック部門(D部門)で初入選。同時にD部門の奨励賞も受賞するという快挙を成し遂げた。佐藤は「若月さんが毎年『二科展』に入選されていたことは知っていて、私も挑戦しようと今回応募させていただきました」と刺激を受けたことを明かし、「初入選・初入賞はとにかくビックリです。グラフィックだけでなく、最近ではカメラにも興味があり、歩きながら街の風景をよく撮影しています。今回の作品は、あえてフィルムカメラを使用して、都会的な東京にレトロなエッセンスを加えることをテーマにしました」と説明した。

今回の「第102回二科展」の応募数は1,004作品で、そのうち入選は352作品、さらに、奨励賞などの入賞は32作品という狭き門。若月と佐藤は、自分たちが属するグループのCDジャケットやオフィシャルグッズなどのデザインも、いつか手掛けてみたいと意欲を示している。