2017年に入ってからOracleがSolaris関係の従業員の大規模レイオフを実施するのではないかという推測が出ていたが、ついに先週の金曜日にレイオフが実施されたと複数のメディアが伝えた(Oracle Layoffs Hit Longtime Solaris Developers Hard|PhoronixOracle Finally Killed Sun|Meshed Insights Ltd)。複数の関係者がTwitterでレイオフに関するメッセージを出しており、かなりの数の従業員が影響を受けたものと見られる。

Phoronixは記事のなかで、レイオフは米国の労働者の日(レイバー・デイ、9月第1月曜日)前に実施されたこと、SPARCおよびSolaris関係の従業員が対象に含まれていること、Oracleから公式なアナウンスは実施されていないが1000人から1500人規模の従業員がレイオフの対象となったことなどを指摘している。Solarisの開発が今後どのようになっていくか、今後のリリースがどのようになっていくかは今のところ不透明。

OracleはSun Microsystemsを買収したあと、Sun Microsystemsが抱えていたプロダクトについて、サポートの終了やほかのグループへの移管を進めてきた。最近ではJava EEの策定プロセスをほかのグループに譲渡する意向を発表している。今回、SolarisおよびSPARC関連従業員のレイオフを実施したことで、今後これらプロダクトに関してどのような戦略を進めていくのかが注目される。