今年もやります!2017年どうなる?ノーベル賞!(詫摩 雅子)

科学好きの皆さま、お祭り好きの皆さま、こんばんは。

かっきり1年前と同じタイトル(違うのは年だけ)、まったく同じ書き出しで始めましたが、はい、今年もやります。去年と違うのは、ノーベル賞の発表まですでに4週間を切っていること。

2017年のノーベル賞は10月2日(月)の生理学・医学賞を皮切りに、3日(火)の物理学賞、4日(水)の化学賞と続きます。未来館では今年も自然科学3賞を熱く語って参ります。

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生理学・医学賞は去年はオートファジー研究で大隅良典先生が受賞し、それを前年の2015年に科学コミュニケーター志水正敏が受賞すると予想していました。
さらに2015年の熱帯感染症の治療薬で受賞した大村智先生は化学賞チームの田村真理子がずっと「大村先生!」と数年来、言い続けており(採用しなかった詫摩の不覚)、同年のマラリア治療薬でのトゥ・ヨウヨウ先生の受賞は古澤輝由が前年の2014年に予想しておりました。
そもそも、この予想をブログで公開するという活動のきっかけとなったのは、小林直樹が2011年にラルフ・スタインマン博士の受賞を予想しながら誰にも言わなかったために、自慢もできなかった......というものでした。

物理学賞では青色発光ダイオード(LED)の3先生が2014年に受賞されましたが、そのうちのお一人、赤崎勇先生の受賞を化学チームの田村が前年の2013年に予想しておりました。
2015年の梶田隆章先生の受賞のときは、ノーベル財団の発表が遅れ、インターネット生放送(ニコニコ生放送)の最中だった物理学賞チームは、場を持たせるために福田展大がニュートリノの話を解説しはじめ......そうしたらそのテーマが受賞という、奇跡のような展開でした。
そして、物理学賞と言えば、2011年のお三方。林田美里が完璧な予想原稿を仕上げ、ノーベル財団の受賞者発表の10数分後には図版入りの詳細な解説記事を公開しておりました。

化学賞は......化学賞チームの田村真理子の予想する先生が、なぜだか生理学・医学賞、物理学賞を受賞するという不思議なことが起きています(だから、化学賞は予想が難しい)。

こうやって見るとけっこうイイ線いってるぞ、未来館・科学コミュニケーター!(自画自賛)

その年の受賞者を予想して、ブログに書き、15分のミニトークで来館者にお伝えする──この活動を毎年やっていて思うのは、とにかく楽しい! おおーこんなスゴイ研究があったのか~!と皆さまにお伝えできるのが、まず嬉しい。予想が当たろうが外れようが、研究のすばらしさをお伝えできるのは私たち科学コミュニケーターの喜びなのです。

ブログだけでなく、展示フロアでのミニトーク、皆さまにも投票いただく予想パネル、インターネット番組など、さまざまな活動を行います。活動の詳細は以下をご覧ください。
未来館公式サイトのイベント紹介「どうなる?!どうなった?!2017年のノーベル賞」

そして、イグノーベル賞に関しても、もちろん今年も行います。ノーベル賞のパロディなどと呼ばれていますが、「ここまでやるんだ......」という科学研究の真髄を楽しくお伝えするには格好の機会です。受賞者の発表当日となる9月15日(金)にブログを公開するだけでなく、翌9月16日(土)には2012年のイグノーベル賞受賞者である栗原一貴先生をお招きしたインターネット番組も予定しています。どうぞお楽しみに!
未来館公式サイトのイベント紹介「笑い、そして考える 2017年のイグノーベル賞!」
ニコニコ生放送の番組視聴URL(タイムシフト予約もこちらから)

今年も楽しくやります。どうぞ、おつきあいくださいませ!

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2017年ノーベル賞を予想する
生理学・医学賞① コレステロール低下薬 スタチンの発見
生理学・医学賞② Coming Soon!

物理学賞① 300億年に1秒しかずれない究極の時計!
物理学賞② Coming Soon!

化学賞①  がん治療における新たな概念の発見
化学賞②  Coming Soon!
化学賞③  Coming Soon!



Author
執筆: 詫摩 雅子(日本科学未来館 科学コミュニケーター)
新聞記者、科学雑誌の編集者を経て、2011年4月より未来館に。バックグラウンドは生態学ですが、雑誌の編集部に長くいたせいか、ムダに雑学が多い(らしい)。左のイラストはアマミノクロウサギ(吉田静佳・画)。短足胴長、変わり者であるところにシンパシーを感じております。アマミノクロウサギに関してならば40字から4万字まで、何字の原稿でも書けます!

本記事は「日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。


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